- とうぜん
- I
とうぜん【当然】※一※ (名・形動)道理の上から考えて, そうなるのがあたりまえであること。 だれがどう考えても, もっともであること。 また, そのさま。
「理の~」「叱られて~だ」「~の結果」「~の報い」
※二※ (副)あたりまえなさま。 もっともであるさま。 疑問の余地がないさま。II「彼なら~そうするだろう」
とうぜん【東漸】文明や勢力が次第に東方に移り進むこと。III「仏氏初て~するの時/新聞雑誌 54」
とうぜん【洞然】ぽっかり大穴のあいたさま。 うつろなさま。IV「眼は~として何処(イヅク)を見るとも無く/天うつ浪(露伴)」
とうぜん【灯前】ともしびの前。 ともしびのそば。 灯下。Vとうぜん【蕩然】(1)ひろびろとしているさま。 広大なさま。「地も天も~として融けむとす/自然と人生(蘆花)」
(2)あとかたもないさま。(3)なすがままであるさま。 また, しまりがなく, ゆるやかなさま。VI「懦弱の人は, 其心~として帰するところなく/西国立志編(正直)」
とうぜん【陶然】(1)酒に気持ちよく酔うさま。「~たる微酔に早や瞼も重たげに/あめりか物語(荷風)」
(2)(酔ったように)うっとりとするさま。「名演奏に~として聞きほれる」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.